名前を失くした日

詩・テキスト/恋愛・メンタル/文法の間違いは仕様です

象亀

卑屈な根性で鬱屈な精神で

幸せを素直に喜べない

わたしは典型的な自分嫌い


幸せの片割れは不幸でしょ

祈りや願いは届かない

希望には絶望の花が咲き

期待したなら六でもない


そうやって生きてきたの

立ち上がっては打ちのめされて

声を上げては血を吐いた

傷付いた事傷付けた事

一生絶対忘れないから


ああ近頃は 電波がお花畑で

わたしとうとう狂ったのかな

閉鎖病棟で拘束されてる現実

ねえそんなオチなの?


わたしの人生暗転したのち

舞台は変わって役者も交代

映画としては上手く出来てる

起承転結 結末まであと何年かかるの


目の前に現れた君と始まる二人芝居

それは天使と舞うように

死神と踊るように

どちらへ誘(いざな)う? 生か死か


君と居るとあったかくて心地好くて

陽だまりの中をのろのろと歩く象亀 幸せ

ねぇこの幸せを、素直にわたしは感じて居たいよ

先の不安に駆られないで

今の君だけ見つめて居たいよ


卑屈な根性で鬱屈な精神なわたしの

祈りと

願いと

希望を

×

非ログインユーザーとして返信する